こんにちは、シュリです。
わからないことがあれば、すぐに質問する人が多すぎです。
質問があればいつでも聞いてくださいね、という風には伝えさせていただいていますが、自分で考える前にすぐ質問する人が多すぎです。
(私はなるべく最低限の質問をして生きているつもりです…
知らずにとても質問しているかもしれませんが…)
みなさん、いつも悩んでいらっしゃることがよくわかります…
ただすぐに質問することで失っているものもあることには気づいていますか?
すぐに質問する人は考える力がつかない
「なんでも聞けばいいや」と自分で考える前にすぐに質問してくる人は「考える力」を養うことができません。
はい、
すぐに質問する人は「考える力」が養われない
ということです。
何も質問することが悪いとか、自分で全く考えないなんてけしからんとか、そういうことではないんです。
ただ、若いのに、スマホ世代なのに、自分で調べればわかるようなことを「聞いた方が早いから」と質問するのは自分のためになっていませんよ、ということをお伝えしたいです。
また、なんでもすぐに質問する人は人を選ばずに質問しますよね。
すると最初はみんな気前よく教えてくれていてもだんだんと教えてくれなくなる、最悪の場合には相手から距離を置かれるようになってしまうこともあるかもしれません。
しかも、この記事を読む人は看護学生が多いと思います。
看護学生として実習に行ったり看護師として臨床で仕事を始めてからも、「○○って何ですか?」と質問をするのでしょうか。
そういう人が「勉強熱心だ」と受け入れてもらえるでしょうか。
今回は「あ~自分ってすぐに質問する人だなあ」という人向けに、すぐに質問する人の特徴、デメリットをお伝えしていきたいと思います。
すぐに質問する人【特徴】
ではさっそくですがメリットから整理していきましょう。
すぐに質問する人ってどういう人が多いのでしょうか。
あくまで「シュリ調べ」って感じなので、「私は当てはまらないからすぐ質問する人じゃないや~」というわけではありません。
自分も当てはまるかもしれない、その傾向があるかもしれないという意識をもって読んでください。
聞いた方が早いと思っている
すぐに質問する人の特徴として
「わからないなら、聞いた方が早い」
と思っている人が多いです。
「考えてる時間がもったいない」
とかっこよくいう人もいますね。
「おお~!たしかに!」となる場合とならない場合があると思います。
例えば実習に行って初日に患者さんの情報をカルテからとりたい、とします。
カルテの位置を知らないし、看護学生が看護師の許可なく勝手に見てはいけないので、
「カルテをお借りしたいのですが、どこにありますか?見せていただいてもよろしいですか?」という質問は全然良いのではないかと思います。
では、また別の学生がカルテで患者さんの情報をとっていて患者さんの主疾患が明らかになったとします。
ですがその学生はその主疾患の読み方やどういった病気なのかを知りませんでした。
でも調べるのは時間がかかるし、手間もかかる…
ならばもうすでに知っているその道の人へ質問すればいい!と
「すみません、これって何て読むんですか?どういう病気なんでしょうか?」とすぐに質問するのは、なんだか変じゃないですか?
もしあなたが小学生で病院見学に来ていてそれならわかります。
ですがあなたは看護学生として実習で病院へ行っているはずです。
必要最低限の疾患情報は学習しているはずですし、もしわからないことがあっても”まずは自分で調べよう”という気にはならないでしょうか?
後者の学生は「自分で調べる」という過程を抜きにしてさっそく看護師に質問してしまっています。
「すぐに質問する人」の特徴としてはこのような感じで、
聞いた方が早い
と思っている人が多いです。
質問される側の気持ちをわかっていない
質問する側は「わからないから、聞いちゃおう!」という風に考えて質問していると思います。
では、質問される側はどうなのでしょうか?
あなたの質問に答えるのに時間が必要ですよね。
あなたは質問に回答してもらうことでスッキリすると思います。
時間もそれほどかからず、手間もかからず疑問が解決して万々歳ですね。
質問に答えた人はあなたの質問に答えるためにいろいろ調べたかもしれません。
もしかしたら何かやりたいことがあったけれどその時間を削って質問に答えてくれたかもしれません。
つまり
あなたの質問によって回答する人は何らかの時間を削られているのです。
しかも回答しても特に得られるものはありません。
感謝くらいです。
なにも、感謝じゃ足りないから何か物をよこせとかそういうのではありません。
貴重な時間を削って質問に答えているのに、質問に答えた側は特に得られるものはないんです。
すぐに質問する人にはそういう意識、考えがないという特徴があると思います。
すぐに質問する人の特徴
①聞いた方が早いと思っている
②質問される側の気持ちをわかっていない
すぐに質問するデメリット
では今回の記事の本題と言っても過言ではない、「すぐに質問する人のデメリット」について説明していきます。
この記事のタイトルにもありますが
すぐに質問する=考える力が成長しない
意外にもなにがあるのかを紹介しますね。
考える力を伸ばせない
すぐに質問することのデメリットとしては考える力を伸ばせないことがあると思います。
わからないと思う→質問する
の流れは何も悪いことはないと思います。
むしろわからないまま放置しておくのではなく、質問して解決できるならそれは良い行動ですよね。
ただそれが「わからない」と思って自分で一切考えることがなくすぐに質問しているなら良い行動とは言えません。
質問する前には、一旦自分で考えてみる。
これは学生の間からできるようにしておくべきことだと思います。
看護師になってわからないことがあればすぐに、忙しそうに走り回っている先輩看護師に質問しますか?
間違いなくいつか注意されると思います。
質問すること自体は良いことなので、質問をする前に自分で調べるなり、考えるなりしましょう。
話はそれからです。
それでも解決しないときに誰かに相談します。
質問の仕方としては、
「ここがわからなくて、調べてみて○○ということかな、と考えたのですが先輩はどう考えますか?」
「○○という考えであっていますか?」
という風に質問しましょう。
このように質問するメリットとしては、「自分はこう考えたけど~」と言ってくれるだけで
質問してきた子がなにを理解できていないのかを把握できます。
するとより具体的なアドバイスをしてあげることができます。
またタイトルのようなことにならず、自分で考える力を身につけることもできます。
何かわからないことがあって質問したい!と思ったときにはまずは自分の力で考え、調べてみる。
それでも解決しなかったときには、自分はどう考えたかを伝えながら質問をしてみる。
このように行動を変えられるだけで、考える力が成長しないことにはならないはずです。
友情関係・信頼関係が崩れる
これはいつもいつも何も考えることなく質問していた場合の話です。
ひとつも考えることなく質問ばかりしていると
「質問に答えてばかりじゃ自分のやりたいことができない」
「時間だけがかかる」
という風に相手に負担をかけてしまい、次第に距離を置かれるようになるでしょう。
するとまた違う人に質問をするようになって…
繰り返しです。ずっと質問→距離を置かれる→他の人に質問…を繰り返すことで気づけば
周りにいた人がいなくなる
という最悪の状況が生まれることがあります。
そうならないためにも、自分の考える力をついでに養うためにも、ひとつ上の項で書いた「一旦、自分で考える」ということを行うようにしましょう。
すぐに質問するデメリット
①考える力を伸ばせない
→一旦、自分で考えてみて、それでも不明な点を質問する
②友情関係・信頼関係が崩れる
→質問してばかりだといつか周りの人がいなくなります
質問してはいけない訳ではない
さて今回は、すぐに質問する人は考える力を伸ばすことができない、ということについて話をしてきましたが、いかがだったでしょうか。
なんだか記事を読むと「容易に質問できないな…」とか考えるかもしれません。
ですが
質問してはいけないわけではないんです。
ただ、「自分で一度考えてみるべきだ」ということを伝えたいです。
わからないまま行動して失敗するよりは、質問して失敗しない方が良いですからね。
質問するまでの過程、自分はどんな感じかな?
ということを今回の記事をきっかけに考えてみてほしいなと思います。
それでは今日はこのあたりで。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。