生活について

看護学生はぶっちゃけ忙しい【時と場合によります】

 

「看護学生は忙しい」ってよく聞くんですが、
本当のところどうなんでしょうか?

 

ぶっちゃけ忙しいです

 

ぶっちゃけたことを言うなら、
忙しいと思います。




というのも、以前『看護学生はきつい』でもお話ししたように、
課題が多いんですよね。


ただ、忙しいといっても
4年制大学と3年制の専門学校では
そもそもの比較する対象が違いますし、
実家暮らしか一人暮らしかというところでも
差は出てきます。


ここでは話しやすくするために、
実家暮らしの4年制大学に通う学生をモデルにして
”看護学生は忙しい”の真相を明らかにしていきます。


なぜ看護学生は忙しいのか

 

そもそも、なんで看護学生は忙しいと言われるのでしょうか?

 


①課題が多い
②実習がある
③国家試験がある





ここも、『看護学生はきつい』の記事と被るところがあるんですが、
理由としては3つほどあると思います。






この3つがあるせいで
看護学生は忙しいというイメージをもたれがちですね。


ひとつずつみていきましょう。



①課題が多い




これって
どの学科でもそうじゃないの?
と思う方もいるかもしれません。


ですが、看護学生は桁違いかな、と。


もちろん、私も看護学科出身で他の学科は知りませんが
他の学科の友人から聞く限り、
厳しさが違うな、と。


一般的な学科でももちろん課題はありますよね。
レポートとか、コメントカードとか。


でも学生の数がはるかに違いますよね。
ひとつの授業に100人、200人いる授業もある。


しかも先生と関わることなんてそうそうなくて
大概は先生が一方的に話して、学生がそれを聞いて、
レポートを書く。


先生も学生と名前が一致しているわけではないから
多少トンチンカンなことを書いていても
次の授業から目をつけられる、なんてことは少ないはず。






じゃあ看護は?


学生数がもともと少なく
大体50人とか。


先生とも顔見知りくらいのレベルまでいっちゃって
何度も遅刻するようなら
要注意人物として目をつけられます。


レポートやコメントカードで変なこと書こうものなら
呼び出されることだってあります。


そういう学科内での世界が狭い中で、
課題が出されたときに
誰かと情報を共有してほとんど一緒の課題を完成させて
提出しようものならどうなるだろうか?


お呼び出し&説教。


これがあなたのためになるの?
どういう意図でやったの?
看護師になったらこういうことはできない…


そう、世界が狭いがゆえに
自分たちの力で課題を終わらせることが
とても重要になるんです。


だから友達ともあまり協力できない。
できても情報としての情報共有だけで、
どんな情報をどうやって書いた、とか
そういう詳しいところまでは共有できないんです。


だから、学校が終わればみんな図書館にこもって
本と向き合って課題を進める。


そういう意味で、
看護学生は時間がなくて(課題に追われるから)
忙しいと言われているのではないかなと思います。





「うちらの学科だって
看護に負けをとらないくらい忙しい!
まるで”暇”みたいに書かないでくれ!」



と思っておられる方がいらっしゃいましたら
私の勝手な想像で物事を進めてしまい申し訳ありませんが
看護学生向けにわかりやすく書いている、
ということでご了承をお願いいたします。


②実習がある




「俺だって、私だって実習あるよ!」


そう思っておられる教育学部の方々。


こちらの記事は看護学生向けであることを
ご了承お願いいたします。





はい、看護学生は実習がある、ということですが
主に大学3年生、4年生に当てはまる話かと思います。


大学は3年生の後期から領域別実習が始まりますよね。


それが始まったら最後。
怒涛の1年間が始まります。


毎日5時に起きて
8時に実習先へ到着。
17時まで実習があって
家に帰れば19時。
それからご飯を食べてお風呂に入って20時。
そのあとに記録を始めて
調子よく終われば23時、24時。
それから5時間寝てまた同じ繰り返し…


ハードすぎません?




もっと自分を労わってあげてほしいです。


もう文字に起こしただけで
看護学生さんハードすぎて涙出そうです。


さっきの1日のスケジュールで
看護学生が忙しいと言われる理由がわかりましたよね。


ここにさらに看護師からの
「これ勉強してきておいてね」
の一言が加わるだけで
記録の後に調べることが増えて
寝れなくなります。


命を預かって仕事をする、
というのはこういうことなんでしょうけど、
それでも忙しすぎますね、看護学生…



③国家試験がある



さあ、怒涛の実習がやっと終わり!


晴れて自由の身!!




というわけにもいかず、
看護学生を待ち受けるものと言えば


”国家試験”




ですよね。


くそう…
これさえなければ自由に遊びほうけられるのに…
悔しい…


そんな声が聞こえてきそうですが
本当にその通りで、
ラスボスの国家試験のおかげで
学生最後の夏休みは国家試験の勉強漬け。


暇な訳がありません。
遊べる訳がありません。


だって人生がかかっているんですもん。


国試に落ちれば内定先も取り消し、
1年プー太郎と化してしまいます。


そんな未来は絶対に嫌で
みんな夏休みを犠牲にして
国家試験の勉強をします。


忙しいですよね。


他の学科の同期がバイトして遊んでいる間、
看護学生は勉強に明け暮れます。


暇な訳がありません。


そういうことなんですよね、
国家試験があって忙しい、っていうのは。



CHECK!
①課題が多いから忙しい
⇒看護学科の世界が狭すぎて、
自分の力でやるしかない

②実習があるから忙しい
⇒1日のスケジュールを考えてみても
自由に過ごせない時がほとんど

③国家試験があるから忙しい
⇒人生のかかった試験なので
夏休みを返上してでも勉強する

 

忙しいけど充実はしている




上で述べたように、
看護学生は忙しいけれど、しんどいけれど
その分、みんなの団結力は強いと思います。


実習を経て仲良くなったりもしますし…


私が「しんどい」「忙しい」なんて連発していると
看護学生に夢も希望も持てなくなる子が続出しそうですが
看護学生って素晴らしいですよ


なって損はないと思います。
それなりに、時間がないなりに楽しいこととかも
見つけられますし!


将来有望ですからね。



看護学生は忙しいけど素晴らしい




今回は、看護学生は忙しい、ということについて
お話をしてきました!


たしかに忙しい…しんどい…



だけど、忙しくてしんどいからこそ、
いつもの何気ないことが息抜きになったり
楽しみになったり、
そういう変化がある面では
看護学生って素晴らしい
ですよ!!



それでは今日はこのあたりで。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。