「訪問看護って、ベテランナースしか無理でしょ…」
そう思っていませんか?
実はそれ、よくある誤解なんです。
もちろん技術や経験が活きる場面はありますが、訪問看護で本当に求められるのは“その人の性格”や人柄。
実際、経験が浅くても「性格がマッチしていたからすぐ馴染めた」という声もたくさんあります。
本記事では、訪問看護に向いている“5つの性格的特徴”をご紹介。
あなたの魅力や強みが、実はこの仕事にぴったりかもしれませんよ。
訪問看護では“性格”がモノを言うって本当?
一人の判断が求められる現場だからこそ
訪問看護では、病院のように近くに仲間がいるわけではありません。
ご利用者の家を一人で訪問し、その場で判断・行動する場面が日常です。
そんな環境だからこそ、「どう動くか」よりも「どんな心で向き合えるか」がとても重要になってきます。
ご利用者との「人間関係」がケアの土台
訪問看護の仕事は、単に医療処置をするだけではありません。
ご利用者の生活や人生そのものに寄り添い、信頼を築いていくプロセスです。
だからこそ、性格や人柄がそのまま“信頼関係の構築力”になるのです。
「利用者さんの話を丁寧に聞くところがいい」と先輩に言われ、自信につながったことを覚えています。
これがあれば強みになる!訪問看護で活きる5つの性格
1. 共感力が高い人:話を「聞く力」が信頼を生む
ご利用者の中には、不安や孤独を感じている方も多くいます。
そんなとき、まず求められるのは“話を聞く力”。
アドバイスや治療より先に、「気持ちを受け止める」ことで信頼関係が深まります。
「なんか、この人に話したくなる」そんな存在になれる人は、まさに訪問看護向き。
2. 柔軟性がある人:予定通りにいかない毎日でも笑って対応
急な体調変化や交通状況、時には“猫に脱走された”なんてハプニングも。
スケジュール通りにいかないのが訪問看護の日常です。
そんなときに「まあ、こういう日もあるよね」と気持ちを切り替えられる人は、現場で頼りにされます。
3. コミュニケーション上手な人:多職種をつなぐ調整役にも
医師・ケアマネジャー・ご家族…訪問看護師は、あらゆる立場の人と連携するポジションでもあります。
伝える力・聞く力のバランスが取れている人は、連携の中心になって活躍できるでしょう。
4. 自立心のある人:一人で判断し動けるのが理想
訪問中は基本的に“ひとり看護”。
だからこそ、何かあったときに「誰かが決めてくれるだろう」ではなく、自分の頭で考えて動ける人はとても重宝されます。
5. 前向きな人:失敗も学びに変えられるマインドが武器になる
「初めての処置で緊張した」「訪問先で思わぬ対応に戸惑った」
こうした失敗は誰にでもあります。でも、へこまずに「次はこうしよう」と切り替えられる前向きさがあれば、それは最大の武器になります。
向いていないかも…と思ったときに見直したいこと
完璧主義を手放すとラクになる
訪問看護は“常にベストを尽くす”よりも、“状況に合わせて最善を考える”仕事。
完璧を求めるより、「その場にいる自分ができること」を大事にする考え方が向いています。
苦手な部分も、チームで補える
「コミュニケーションに自信がない」「判断力が不安」
そんな声もよく聞きます。でも、訪問看護は一人で抱える仕事ではありません。
記録や報告、相談ができるチーム体制が整っているところを選べば、弱点もカバーできます。
まとめ:あなたの“性格”が最大の武器になる
訪問看護の現場では、経験年数やスキルだけでは測れない“人としての力”が生きる場面が多くあります。
共感力、柔軟性、前向きさ——もしひとつでも当てはまるものがあったなら、あなたはもう「向いている人」の仲間入りです。