こんにちは、シュリです。
“施設”看護と”訪問”看護、この2種類の違いに疑問を持つ方が時々いらっしゃいます。
今回は私の経験をもとに、2つの違いとどちらが良いのか?について説明します。
施設看護と訪問看護の明確な違い
この2つの明確な違いは、“看護を提供する場所”です。
施設看護→施設の個々のお部屋
訪問看護→自宅
求人で「施設内訪問看護」と見かけることがあります。
「施設に所属してそれぞれの部屋に回って看護をする」いうと意味では施設看護師と大きく変わりないです。
具体的にどう違う?
明確な違いはわかりましたが、具体的にはどう異なるのでしょうか?
ひとつずつ詳しく解説していきます。
看護を提供するためのベース
「部屋」という点では2つとも同じですが、やはり住みなれた自宅で行う看護は施設看護と異なります。
訪問看護の場合の自宅だと、何十年積み重ねられた利用者さんの生活背景・リズムをもとにして、その生活の中にお邪魔するイメージです。
でも施設看護の場合は、お風呂・食事の時間も寝る時間も大体決まっている生活の中に、看護もお邪魔するイメージです。
大まかなイメージとして、
訪問看護→利用者さんの生活ベース
施設看護→看護師の業務ベース
これくらい違います。
これだけでも、かなり違うことが想像できますよね。
オンコール体制
オンコールについても、施設と訪問で異なります。
訪問看護→ほぼ100%オンコール担当がある
施設看護→オンコール担当がない場合もある
これは場所・体制で異なりますが、大まかには上記の違いがあると思ってください。
訪問看護の場合でも所長だけがオンコール対応することもありますし、施設看護の場合でも看護師が順番にオンコール対応することもあります。
看護業務以外の業務
「訪問看護だってそうじゃん!」という声が聞こえてきそうですが、施設看護師は思いのほか看護業務以外の業務を担うことが多いです。
レクリエーションだったり、食事介助だったり…
もちろん必要な看護と考えればそれはそうですが、比重が「訪問看護<施設看護」で看護以外の業務も担うと考えてください。
私も今の施設でレクリエーション係担当です!
介護スタッフと協力しながら楽しくレクを行ってます。
何人で看護を提供するか
訪問看護は担当制のことが多く、週1訪問の方だと自分一人の判断で看護を提供することが多いです。
施設看護の場合は他の看護師と実際の状況を確認しながら相談・判断できることが多いです。
もちろん、施設でも看護師が1名しか出勤していない場合もありますが、担当制がない分、別日に出勤した看護師に相談しやすい環境です。
「1人で訪問に行くのは不安だ・・・」という方は、施設看護への転職も視野に入れると良いかもしれません。
①看護を提供する場所
②利用者の生活ベースか看護師の業務ベースか
③オンコール担当の有無
④看護業務以外の業務があるかどうか
⑤主に何人で看護を提供するか
似ているようで全然違う、訪問と施設
さて今回は訪問看護と施設看護の違いについて確認してきました。
「実際にはどう違うの?」という疑問は解消できましたか?
まだわからないことが多い、もっと詳しく知りたい!という方は、Xからマシュマロでお気軽にご質問ください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。