こんにちは、シュリです。
実習用のメモ帳の作り方にはいつも頭を悩ませるかと思いますが、実習用メモ帳は事前の準備をきちんとしているかどうかで、実習の苦楽が大きく変わります!
バイタルサインに関して一目で把握する為に
工夫できることをお伝えします!
この記事を読むと、
👉実習用メモ帳の便利さが1段階アップ!
👉実習中のバイタルサインのアセスメントが楽になる!
それでは早速、説明していきます。
バイタルサインは折れ線グラフで管理する
ずばり、バイタルサインは折れ線グラフで管理するのが1番良い!
折れ線グラフとは、こういったものです。
折れ線グラフは見やすくて評価しやすい
なぜ、折れ線グラフでのバイタルサイン値の管理を勧めるのかというと、理由としては3つ。
折れ線グラフを使うことで・・・
👉一目で値の変化がわかる!
👉実習中の緊張によるド忘れ率が低くなる!
👉時間帯ごとの変化を把握しやすくなる!
下の方で具体例を使って見やすさの比較をしますが、折れ線グラフは一発でどう変化しているかを把握できます。表を使うのもオススメだけど、プラスアルファで折れ線グラフも作成できると、なお良し!!
①ひと目で値の変化がわかる
私、実習用のメモ帳を作るときには、バイタルサインを書き込める表を作ると良い!と説明したことがあります。でも、これには、
ひと目で数値の変化を把握できないという欠点があります。
⚠どれだけバイタル測定しようと、その変化を把握できていなければ測定する意味がありません⚠
折れ線グラフを使うことで、この欠点も解消できます。
具体的な数値がわからないにしても、グラフの角度・上昇下降の変化を見れば、状態変化に関してある程度の予測をすることができます。
②実習中のド忘れ率が低くなる
これは私が学生のときに頻繁にあったこと。
緊張しすぎて前回のバイタルサイン値を忘れてしまうこと。
バチバチに怒られました。その人の正常値を把握できていない状況で、その人の状態を把握できていない状況で、関わるなんて言語道断だと・・・(;^_^A
例え、具体的な数値を覚えることができないにしても、折れ線グラフを使っていればある程度の数値の範囲を頭に入れることができ、急降下・急上昇するような値を測定したときには即座に異常の発生を判断できます。
③時間帯ごとの変化を把握しやすくなる
実習では毎日、大体同じ時間帯にバイタルサインを測定することが多いと思います。
だからこそ、時間帯ごとの変化を把握しやすいメリットがあるんです!
しかし・・・表だけでバイタルサイン値を記録していると、時間帯ごとの値の変化は把握しにくいんです。
人によっては、午後になると体温が上昇する傾向がある、食後1時間あたりに血圧が上昇する傾向がある・・・と状態は十人十色。
折れ線グラフを活用することで、それぞれの体調の変化をより細かく把握できるように工夫しましょう。
表の数値を折れ線グラフで表してみる
ここでは例を用いて、折れ線グラフの使い方を説明していきます。
画像を用意しているものは”体温”の例だけなのですが、他の例でも考え方は同じです。
体温
例題で、受け持ち患者さんが1/1~1/3の間に発熱したとします。
あなたはメモ帳に下のようにバイタルサインをまとめました。
最終的に、1/3時点では微熱まで下がっていますが、この表をパッと見ただけでは
どんな風に熱が上がって、いつ頃どうやって下がったのかがわかりにくいですよね。
そこで、上の『体温』の欄だけ、折れ線グラフで整理してみます。
こんな感じになりました。
この折れ線グラフを見ると、1/1の13時~16時の間に急激に体温が上昇しているとわかります。
また、1/2の19時から1/3にかけて、ゆるやかに解熱しているのもわかりますよね。
折れ線グラフ、オススメです!
血圧
体温の欄で使用したバイタルサインの表をそのまま活用します。
次は、”血圧”。血圧の折れ線グラフを見てみましょう。
ときどき収縮期血圧が130台になることはありますが、グラフにするとそれほど大きな変化はなく、状態が安定しているとわかります。
看護実習には折れ線グラフの活用が効果的!
今回は、バイタルサインは折れ線グラフを使って管理することのメリットについて説明しました。
実習中は緊張で溢れ、実習期間中の夜も記録に追われ・・・
折れ線グラフを使うだけで、パッと即時に状態を判断できるなんて、素敵じゃないですか?
ぜひ、明日からの実習に取り入れてみてください。
それでは、今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました^^