こんにちは、シュリです。
看護学生さんは日々、成長のために勉強に取り組まれていると思います。
では毎日、長時間勉強すれば成績は比例して上がるのでしょうか?
勉強時間と成績は比例するのでしょうか?
せっかく勉強するのですから、短時間で知識を定着させられるなら短時間の勉強時間に収めたいですよね。
それでは早速、「長時間勉強すれば良いというわけではない?」ということについて話していきましょう。
勉強時間は短いほど成績が上がりやすい
衝撃ですね…
なんと
勉強時間が短い方が成績が上がりやすいんです。
「1日8時間勉強してます」
みたいな発言をする友達がいても怯える必要はなくなりましたね!
これは実際に学生を対象に「短時間を数回繰り返す授業」と「長時間ぶっ通しで行う授業」のどちらの方が学習率が高いかという実験が行われて証明されていることです。
また大学の教授による脳波の測定などからも証明されているみたいです。
信憑性が高いですよね。
でも、なぜ勉強時間が短い方が成績が上がりやすいんでしょうか?
長時間勉強した方がより多くのことを勉強できそうですよね…
次に、勉強時間が短い方が成績が上がりやすい理由について説明していきます。
勉強の合間に休憩することで集中力アップ
前項の続きになりますが、短時間の勉強時間の方が成績が上がりやすい理由としては
集中力を維持しやすいから
です。
人間の集中力はどれくらい続くのかご存じですか?
大人が集中していられる限界の時間は「90分」と言われています。
ですが、これは”限界”なので「しっかりと集中できる時間か」と言われるとNOだと思います。
では人間が1番集中できる時間はどれくらいなのでしょうか。
人間の集中できるリズムを理解して勉強する
人間の集中できるリズムを理解して勉強する、ということですが
①人間が集中するのに適した時間
②集中できる時間を理解してどう勉強するか
③学習成果の効率的な出し方について
という3テーマでお話していきたいと思います。
①人間が集中するのに適した時間
まずは人間が集中するのに適した時間についてです。
私もこれを見ているあなたも人間ですから、どれくらいの時間が集中できる限界の時間かは何となく予想がつくと思います。
ですが集中できる時間についてしっかりと証明されていることがあります。
人間が集中するときに「15・45・90」という数字が注目される。
上記の「15・45・90」という集中に関連した数字を知っている方はいらっしゃいますか?
知らない方は続きもぜひ読んでください。
この「15・45・90」という数字は「分」を表しています。
「15分」、「45分」、「90分」です。
まず「15分」ですが、
人間が深い集中をできる時間
です。
がっつり集中できる時間、ということですね。
では「45分」という数字です。
これは「15分×3」で計算できますよね。
そう、つまり
深く集中できる15分を3回繰り返す
ということです。
15分間隔で休みも入れながら、ということですね。
そして「90分」です。
こちらは45分×2で計算できますね。
これが人間の集中できる限界です。
どうでしょう。
「15・45・90」の数字の意味を理解すると、なんとなくどんな感じで勉強していけば常に集中して勉強できるのか、考えることができませんか?
②集中できる時間を理解してどう勉強するか
続いては①で説明した「集中できる時間」を理解してどのように勉強していくか、ということについてお話していきましょう。
人間が深く勉強できるのは15分であることがわかりましたね。
そして45分は深く勉強できる時間。
では、15分勉強したら5分休む、を繰り返すとどうでしょうか?
(15分+5分)×3=60分
60分になりますよね。
これがぶっ通しで60分勉強するものよりも濃い勉強時間であることはわかりますか?
実質の勉強時間は45分なんですが、間に5分の休憩を挟むことにより
脳がリフレッシュでき、新たな気持ちで15分勉強できる
という効果があります。
逆にぶっ通しで60分勉強していても15分しか深く集中できませんから
60分-45分=15分
この15分は集中しているつもりでも、脳は全然集中できていないということなんですね。
でも前者ではこの無駄な15分は休憩に割り当てられていたので、脳がリフレッシュできたわけです。
15分×3=45分で勉強する体で話していますが、45分ないしは60分で勉強が終わることってめったにないと思います。
45分×2はどこへいった?って感じですよね。
ちょっと90分という数字を無視することになってしまいますが、
(15分+5分)×3で45分ですよね。
ですので、この45分セットを2回行えば90分になるわけです。
ですが45分と45分の間隔も5分だと脳へも体へも負担が大きくなってしまいます。
そこで45分セットを1度やった後、10分ほど間隔を開けるんです。
すると、15分ごとに集中しながらトータルでは90分勉強できることになりますよね。
これを1日のうちに何度も繰り返していけば、集中力を持続させながら効率的に勉強することが可能、というわけです。
③学習成果の効率的な出し方について
さてここまで「15分が深く集中できる時間」で「90分が人間の集中できる時間の限界」であるとお伝えしてきました。
では、学習の成果は短時間の勉強を集中して行えばでるのでしょうか?
答えは「NO」です。
ですが長時間勉強すべき、というわけではありません。
何が言いたいかというと、「短時間の勉強時間」で集中して学習することは大切だけれど「それなりの量をこなす必要がある」ということです。
例えば同じ10の量の勉強をしないといけないときに
長時間ダラダラと行う学生と
短時間で集中して学習する学生とでは
短時間で学習する学生の方が吸収率が高くなると考えられます。
つまり、短時間で勉強するにしても
学習量は一定数必要である
ということを覚えておいてください。
一定の学習量を短時間でこなし続けられたときに、学習の成果が表れてくるはずです。
短時間学習だと休憩が長引いてしまうことがある
短時間で学習するには、合間合間で休憩を挟んだほうが良いとお話しました。
ですがいざ休んでみると、あれ?5分じゃ切り替えられない…なんてこともありますよね。
そんなときのワンポイントアドバイスです。
スマホは見ない
一つ目が「スマホは見ない」ことです。
「残酷!」と思うかもしれませんが、スマホの怖さはあなたが1番知っているはずです。
一度見てしまったが最後、気づけば10分20分と過ぎてしまうでしょう…
タイマーを使う
二つ目は「タイマーを使う」です。
ただし、スマホのタイマーは除きます。
ここでスマホのタイマーを使うと、「時間を止めるついでに…」「時間を設定するついでに…」とまたスマホの負のスパイラルに陥ってしまいます。
おすすめは勉強用に安いタイマーを購入すること。
上記のような点に注意しながら、短時間の勉強時間と休憩時間を繰り返していきましょう。
まとめ
今回は「勉強時間は長ければ良いというわけではなかった」というテーマで話を進めてきました。
私自身、「とにかく量だ!」と長時間、量をこなすタイプだったのでこの事実は衝撃でしたね。
短時間の勉強時間を繰り返すことでより効果的に学習できるということが学術的にも明らかになっていますので、今日からぜひ、「短時間での勉強」を実践してみてください。
それでは今日はこのあたりで。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。