看護について

授業中のノートの取り方【看護学生向け】

 

授業中、先生が言っていることをメモしなきゃ!とは思うのですが、どうやってメモすればいいのかがわかりません。




これもよくいただく質問ですね。

授業中のノートの取り方。
看護学生向けとしていますが
どんな学生にも当てはまる内容になっています。



授業は資料や教科書があるけれど
なんとなく先生も大切なことを言っていそうなんだよなあ…

メモしたいけど
どこをメモすればいいかわからないし…




そんなあなたはぜひ読むべき内容になっています。




ポイントの補足説明をノートに取る

 

ポイントの補足説明ですか?
ポイントってなんですか?




はい、結論から言ってしまうと


「ポイントの補足説明をメモする」

ということなんですが
このポイントって何なんでしょうか。




ここでいうポイントとは
資料の中の穴埋めのところであったり
教科書の太字の部分
のことを指します。

一般的に資料の穴埋めの箇所や
教科書の太字の部分って大切・重要な部分とされていますよね。




そこを追加説明、という形で
授業中に先生が説明をしているようだったら
ノートに取る
、ということです。




ただ先生も「ここに追加で説明をすると~…」
という風に言ってくれる人は多くはないと思うので
しっかりと授業を聞いている前提の話になります。




重要部分の説明はメモ必須

 

でも、太字や穴埋めの説明ってもうすでに資料のなかや教科書の中にあると思うのですが…





この結論から述べておくと

先生のさらなる説明によって
より重要度を理解できるから

です。




たしかに、学生さんのおっしゃる通り。
穴埋めや太字は文章中にあったりすることが多いので
必然的にそれらに関する説明はその前後に書いているんです。

先生も説明が書いてあることなんて
学生よりも知っているはず。

そのうえでさらに説明をしている、ということは

その部分がかなり重要だから

ということになりませんか?




先生からしたら
説明しとくか~程度で説明していることでも
その裏をかけば「(大切だから)説明しとくか~」
になっているわけです。




いつも大してメモなんてしていない
成績上位の人たちはこれを無意識的に理解して
行っているみたいです。

ですのでメモを取るなら

重要部分(穴埋めや太字)の周りは
必ずメモを取る!

ということを意識しておきましょう。




POINT!
ポイント(穴埋めや太字)の補足説明はノートに取る!
もともと大事だとわかっているポイントの周りを
さらに説明するのは “大切だから” です。

 

効果的なノートの取り方

 

授業といっても、
資料だけの授業、教科書だけの授業、資料も教科書も使わない授業があるじゃないですか。
それぞれについてノートの取り方を教えてほしいです。




はい、というわけでお待たせいたしました。

ノートの取り方について具体的な方法を説明していきたいのですが
学生さんが言っているように
先生によっては資料だけの授業、教科書だけの授業、
どちらもない授業をする方がいらっしゃいますよね。


ですので今回はそれぞれの場合に
どのようにノートを取ることが有効なのかを説明していきます。



資料のみの授業の場合



まずは資料のみで授業を進める先生の場合です。

資料のみの場合は教科書や参考書から
先生担当の分野の大切な情報を
資料にまとめてくれて配られていると思います。




ですので

先生が特に大切だと思っているところは
高確率で穴埋めになっている

という特徴があります。

自分で資料を作るからこそ
大切なところ、覚えてほしい・覚えるべきところを
穴埋めにできるんですね。





そういったときには
穴埋めの周りに説明の分も
みっちり書かれていることが多いです。





そして授業の特徴としては
資料に書いていることを繰り返し
口頭で説明する授業になっていることがほとんど
です。

これも、先生が自ら資料を作成するため
資料の中に伝えたいことを書いてしまう。
しかし授業で伝えたいことは言わなきゃいけない。

その結果、資料の内容と先生の説明が被る、
という結果を招くんですね。




つまり、資料だけの先生は
覚えるべきことは穴埋めで書くように準備してくれて
先生が授業中に説明したいことも
ほとんど資料の中に書き込んでいる。

そのため

授業中の説明も
あまり書き込むことはない

ことが多いと思います。


何かをメモ、ノートに取るとすれば

・資料に書いていない穴埋めや太字の説明があったとき


くらいはノートに取った方が良いですね。



結構あっさりしてしまいましたが
資料のみの授業をする先生の場合は
こんな感じです。




資料のみの授業をする先生の場合

先生が伝えたいことはほとんど資料内に記載されているので
資料にない説明があったときにノートを取るようにする。

ただし、穴埋めや太字の周辺でない場合、
雑談・豆知識的な内容の話は
授業内容と関係なければメモしなくてもオーケー

 

教科書のみの授業の場合

 

教科書だけの授業って、本当に何が大切なのか全くわかりません…




続いては教科書のみの場合のノートの取り方を説明していきます。


教科書のみの場合、
先ほどの資料のときとは異なって
先生は伝えたいことを教科書には記載できていません。

ですので結論から言ってしまうと

授業中の説明は高確率で重要なこと

なんですね。




なので資料のみのときに比べて
はるかにメモの量は増えると思います。

太字が現れるごとに
先生は説明をするはずだからです。




ただしここで注意しなければいけないのが
「やばい!先生永遠に説明してる!メモが追いつかない!」
と焦らないことです。

先生は永遠に説明しているはずですが
口にする言葉が全て聞き漏らしてはいけない内容とは限りません。




むしろ”雑談の方が多い”はずです。

ですので先生がスラスラと話を始めても
まずは最初に

「これはメモすべき内容か?」
「授業内容にあった話をしているだろうか?」

ということを確認するようにしてください。



もし授業内容に沿った内容で
とても速いスピードで授業を進めていくようなら、
スマホの機能で録音をするか、
話を聞いて大事と思う単語をメモしていくか

方法をとると良いと思います。



まとめると、
教科書だけの授業の場合は
資料だけの授業のときに比べて
先生の発言の需要度がかなり高くなる、
ということです。

またメモを取る量も増えますが
ただ闇雲にメモをとるのではなく
話を聞いてみて
「本当に授業内容に沿って、大切な話をしいているか」
を判断してからメモを取ることで
自分への負担を減らすようにしましょう。



教科書のみの授業の場合

資料のみの授業のときよりもメモの量が増える。
先生の発言の重要度もアップします。

話のスピードが速くても、焦らずに
本当に授業に沿った話なのかを判断してから
メモすると良い。

 

資料も教科書も使わない場合

 

学生的にこれが1番困ります…
もう何をどうすれば良いのかさっぱり…




さて、たしかにラスボス感がハンパないですね。

資料も教科書もない!
どうすればいいの?!
何が大切なの!?
私は授業中何をすれば良いの?!

そんな風にお困りのあなた。

まずはペンと紙を用意しましょう。


話はそこからです。

もうしとるわ!というツッコミは置いておいて…



この場合の授業で問題になるのは

何が大切なのかがわからない


ということですよね。




スライドもなければ資料もない、教科書もない…

さてどうしましょうか。



もし授業自体では教科書は使わない、と言われていても
授業の内容に沿った教科書を持っているならば
用意した方が良いですね。

先生の話を聞きながら、教科書とは対応していなくても
教科書があるだけで授業中に調べたりできるので。



また持っている教科書はどれも授業に沿っていない…

そんなときには
まずしっかり授業を聞きます。
そしてメモ程度、殴り書きとかでも良いので
紙に先生が言っていることを書ける範囲で
メモしていきます。





方法としてはこれが1番良いかと。

録音でもできれば最高なんですが
もしかすると盗聴とか言われかねないので
録音は辞めておきましょう。
(それか許可を取りましょう。)




結局、話を聞いてメモしなきゃなのかよ…
と思われたかもしれませんが
資料も教科書もない授業ではこの方法くらいしか
対処法がありません。

先生が伝えたいところを
松岡修造ばりの熱さで伝えてくれる、
とかなら「そこをメモしてください!」と伝えられますが
みんながみんな、松岡修造じゃないですよね。




そして、授業が終われば
メモしていて不明だったところを先生に質問に行けると最高です。

「先生、説明してたかもしれない…」

そんな気遣いは必要ありません。
遠慮なく質問に行きましょう。




と、資料も教科書もない場合はこのような感じで
ノートを取ると良いかと思います。


資料も教科書もない場合

まずはペンと紙を用意する。
次にしっかりと授業を受けて話を聞き、
ただひたすらにメモを取っていく。

授業が終われば、メモしていてわからなかったこと、
話を聞いていてわからなかったことを質問しに行く。

意外と、質問しに行ったときに有益情報を得られたりする。

 

ノートの取り方は難しい



さて、ここまでノートの取り方について説明してきましたが
ぶっちゃけ先生によってクセや個性もあるので
一概に「この取り方が良い!」というものはありません。


あくまで参考程度に知識として
頭に入れておいていただければ、と思っています。




時にはノート、メモなんて取らなくても
資料さえあれば実習にも行ける!なんていう
完璧な資料をくれる先生もいます。

一方で、「なんじゃこりゃあ…」と
言ってしまいそうになる資料をくれる先生も…




このような違いに対応するためには

自分のなかでノートの取り方を
ある程度決めておく

ことが有効です。



自分のなかでの軸があれば
少しくらい変化があっても
軸に沿ってこちら側が対応できるので
それほど困ることはないです。



これを機にノートの取り方を考えてみてはいかがですか?



効果的なノートの取り方べ勉強効率アップ



今回は「ノートの取り方」ということで
授業中のノートの取り方について説明してきました。



授業って聞いているだけだと
眠たくなってしまうのですが
頭を使いながら考えてノートを取ることで
眠気もなくなり、

さらに自己学習にもってこい!な
ノートが作れること間違いなしです。




それでは今日はこのあたりで。



最後まで読んでいただき
ありがとうございました。