こんにちは、シュリです。
勉強する上で「ノート」ってかなり重要ですが、いつもどのようにまとめていますか?
今回は『ノートのまとめ方』について、シュリの経験談も交えながら紹介していきます。
・ノートをまとめる時に意識する点がわかる
・自分なりのノートのまとめ方を考えることができる
ノートのまとめ方って?
最初から『ノートのまとめ方』と連呼していますが、そもそも『ノートのまとめ方』ってどういうことでしょうか?
ノートの使用用途
・メモに使用する
・情報を整理する
ノートの使用用途としては、主に上記2点が挙げられると思います。
シュリ的には
・メモに使用する→実習などでの臨床で活用
・情報を整理する→座学などでの学習で活用
のように、活用タイミングに違いがあるのではないかと考えています。
ちなみに、実習用のメモ帳作成については別記事で詳しく紹介しているのでご参照ください。
ノートをまとめる目的とは
ノートをメモ帳のように利用していても頭に情報は入るのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
見やすくなるから
ノートを後から見返した時に見やすくなるからです。
学習で活用するノートはテスト前や復習のために見返すことを目的として作成すると思います。
そうなると、パッと見た時に見にくいノートよりも見やすいノートの方が頭に情報が残りやすいですよね。
これから説明しますが、項目を分けておけばパッと見ただけで苦手項目がわかったり何度も間違えている問題を復習することもできます。
自分の思考を整理するため
ただただ五感から入ってきた情報を書き写すのがメモ用途のノートだとしたら、学習用途のノートは自分の思考を整理する目的でも利用できます。
例えば実習中のメモを自宅に帰ってから見返して、情報を整理し直すのも思考の整理の一種です。
実習中に学んだこと・自分が知っていた情報・調べて新たにわかった情報などを整理してノートへ記入すると、自然と考えも整理されていきます。
具体的な暗記特化ノートのまとめ方
ノートをまとめる目的について理解できたところで、実際に具体的なノートのまとめ方を見ていきましょう。
段落を分ける
まず最初に重要なポイントですが、段落を分けてノートを書くようにしましょう。
同じページ内で段落を分けても良し、1ページごとに利用して段落を分けても良し。
まとめたい情報量に合わせて段落分けについて考えるようにしましょう。
具体例を用いて段落分けの確認をしていきます。
胃がんとは胃の壁の内側をおおう粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となり、無秩序に増えていくことにより発生する。早期の段階では症状がほとんどなく、かなり進行しても症状がない場合もある。代表的な症状は、胃の痛み・不快感・違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振など。胃がん特定のための検査としては、まず病変の有無や場所を調べるために、内視鏡検査やX線検査(バリウム検査)などを実施。がんが疑われる場所があれば生検を行う。
○胃がんとは
胃の壁の内側をおおう粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となり、無秩序に増えていくことにより発生
○症状
早期の段階では症状がほとんどなく、かなり進行しても症状がない場合もある
代表的な症状は、胃の痛み・不快感・違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振など
○検査
病変の有無や場所を調べるために、内視鏡検査やX線検査(バリウム検査)など
その後、生検でがんかどうかの特定を行う
段落を分けるか分けないかでも、これだけ見やすさは変わります。
今まで段落を分けずにノートまとめをしていた方は、次から段落を意識してまとめてみましょう。
使うペンの色を決める
次に重要なポイントとして、ペンの色はある程度決めておきましょう。
ペンの色を決めておくと、ノートをまとめる際に迷う時間を短縮できるメリットに加え、見返した時にも情報把握がしやすくなります。
配色を決められない方は、これから紹介する赤色・青色・緑色の効果を参考にして決めてみてください。
赤色の効果
赤シートで隠せますし、なんだか「重要!」って感じが赤色から伝わりますよね。
ですが、赤色の効果は「興奮しやすい色で、脳にとって刺激となる色」なんです。
つまり赤色の文字を見ると脳は「わお!びっくり!」と驚きます。
そうすると、集中力が途切れてしまったり気が散りやすくなってしまいます。
部分的に赤色を使用する分には問題ありませんが、何度も赤色を使うことでの勉強への弊害は大きそうです。
赤色に限らず、オレンジなどの暖色系統も気が散る原因になり得るため、使用箇所はよく考えて使うようにしましょう。
青色・緑色の効果
暗記に向いているとされる色は『青色』なんです。
初めて知った時はシュリも驚きでした、青色はなんだかマイナスなイメージだったんです。
青色には心を落ち着かせる効果や集中力を高めてくれる効果があるんだとか。
さまざまな研究によって「“青色のもの”を勉強に取り入れることで、脳の集中時やリラックス時に出る“アルファー波”が増える」ということも判明しているのです。
-東京法経学院 ペンの色で学習効果が変わる! 暗記に向いているのは何色?-https://www.thg.co.jp/douyo/study/pen_colors/
研究結果からも青色の効果は証明されているため、暗記したい単語や内容は青色のペンを用いるのがポイントだと言えますね。
また緑色についても青色同様に、集中力アップやリラックス効果があるとされています。
・赤色のペン:脳に刺激を与えてしまい、集中力低下や気が散る原因に!
・青色、緑色のペン:集中力アップやリラックス効果があり、暗記に向いている!
暗記したい時は、青色・緑色・黒色の3色を使い分けるのが効果的!
イラストを利用する
これはシュリの経験談をもとに紹介する項目です。
時と場合によるかもしれませんが、時々挿絵がある方がシュリ的には暗記しやすかった記憶があります。
文字だけで頭で想像して暗記していくよりも、イラストなどの絵と文字を関連づけた方が頭で理解しやすく記憶に残りやすかったんです。
学生当時は手書きでイラストを描くこともありましたが、解剖なんかは手書きだとなかなか難しいことが多いですよね。
そこで2つ、手書き以外でイラストを準備する方法を紹介します。
ぞうき付箋の活用
今回おすすめしたいのが、『ぞうきふせん』です。
現在は「胃」「脳」「心臓」「肺」「腸」「肝臓」「歯」「内耳」の8種類が販売されています。
自分の苦手分野のみ購入するも良し、1セット30枚入りなので消耗品としてまとめ買いして活用するも良し。
リンク貼っておきますが、本屋やロフトなどでも購入できるので立ち寄られた際は一度手にとってみてください。
ネットから写真を印刷する
ネットから画像やイラストをお借りして印刷し、ノートに貼り付ける方法もひとつです。
シュリはこちらの方法で挿絵を作成していました。
個人利用としては著作権に問われませんが、商用利用は避けるようにしてくださいね。
ノートのまとめ方を決めておくことが大切!
さて、ここまでノートをまとめる目的やまとめ方について紹介してきましたが、とにかく大切なことは「自分軸でノートのまとめ方を決めておくこと」です。
まとめ方さえ決まっていれば、看護師以外の勉強をした時にも活用できますし、後から見返した時に「これはなんでこの色のペンなんだ?」といった混乱を予防することもできます。
暗記に特化!ノートのまとめ方
・使うペンの色を決めておく
→青色、緑色が暗記に最適。黒色も合わせて3色を活用。
・文字だけでなくイラストも活用を
→ネットで写真を印刷したり、ぞうき付箋を活用。
メモ帳を取るときにとても参考になる一冊の本も紹介させてくださいね。