こんにちは、シュリです。
私は病院勤務ではなく、訪問看護師として看護師になることを決意しました。
看護学校を卒業したら病院勤務する人が多い中で、なぜ訪問看護師を志したのでしょうか。
そこで今回は
なぜ訪問看護師をやりたいと思ったのか
について紹介していきます。
いつか誰かが就職活動するときの役に立てればいいですよね。
訪問看護師をやりたいと思ったキッカケ
何事にもキッカケがあるものですが、私の場合は2つありました。
①急性の実習での経験を通して
②在宅の実習での経験を通して
この2つが間違いなく、看護師になるにしても、どこで就職するのかを真剣に考えさせてくれた理由です。
詳しい内容を紹介したいのですが、守秘義務のことを考えると、すべてを大公開!はできないので、経験したことを他の言葉に置き換えて紹介していきたいと思います。(事例みたいな感じにできれば良いですね)
急性の実習での経験
ほら、真面目に勉強されている看護学生のみなさんならお分かりかと思いますが、最近って在院日数めっちゃ短くなってるじゃないですか。
だから、2週間の実習なら受け持ちの患者さんがコロコロ変わるのも当たり前、みたいな。
そんな状況だと必ずといっていいほど経験するのが、
退院支援
だと思うんですね。
そこで事件は起こりました・・・(事件ってほどのことでもない)
Aさんは水分摂取制限が必要な軽度認知症だった
登場人物としてAさんを紹介します。
詳しいことはさておき、大切なのは「軽度認知症」があって、「水分摂取制限必要」だということ。軽度認知症があるけれど、退院すれば家族の方が身の回りの世話をしてくれるような方でした。
Aさんのできることを維持して、家族の負担を減らせるケアを
そんなAさんに対して私は、
①Aさんが今できていることを維持できるような看護
②家族の方の負担が少しでも軽減できるような看護
の2つに重きを置いて、看護を考えたいと思いました。
軽度の認知症があって、でも水分摂取制限をしないといけないとなると、やはり家族の方のサポートが必要不可欠。
でも、家族のサポート必須!としてしまって、それが原因で家族の負担になってはいけないし・・・と小さい脳ミソをフル回転させて看護を考えました。
担当教員のサポートも受けながら、なんとか、良さそうな看護を考えることができました。
「そんなにしっかりしてなくていいし、退院すれば家族さんがいるから。」
これはある日の担当看護師からの一言でした。
「え・・・?退院支援って、家族に向けてやるもんじゃないの?」
頭のなかはハテナだらけでした。
もちろん、この看護師の考え方を全看護師がしているというわけではないですが、そのとき私は、
「病院で働いている看護師のなかには、こういう考えをしている人もいるんだ」
という少々マイナスなイメージをしてしまいました。
この経験をしてから、病院で働くことに若干の疑問を抱き始めました。
果たして、病院で勤務していて退院後を見据えて看護が提供できるだろうか?退院したのを見送って終わり、なんて看護を提供することにならないだろうか?と考えたのでした。
「家族がいるから退院支援はそこまでしなくて良い」
その一言が病院勤務に疑問を抱いたキッカケ
在宅の実習での経験
さて続いて2つ目のキッカケとなった在宅の実習での経験です。
訪問看護と聞くと在宅実習と結びつきやすいですよね。具体的な話をしながらキッカケを紹介していきます。
浴室を見た時に衝撃を受けた
ではここで質問です。
・とても汚れている?
・お湯が出ない?
・要介助の患者さんだとしたら、介助するには小さすぎる?
などなど、いろいろ浮かぶと思います。
これは私が在宅実習初日の1番最初の同行訪問で経験したことです。
同行した看護師さんに「この人の浴室見てみて。すごいから。」と言われて覗いてみると・・・
・浴槽がない
・シャワーホースはなく、外で使うようなただの青いホースが蛇口に繋がれている
・電気がない
みたいな状況の浴室でした。
思ってた「すごい」と違う・・・
自分の目で環境を見て、看護を考え提供したいと思った
在宅実習は急性実習よりも後にあったのですが、私は上記の経験をしたその日に、訪問看護師になりたいと担当教員に熱弁していました。
もちろん、病院で勤務していて退院支援するときにも、担当者会議で実際の自宅の状況とかは知らせてもらえるんですが・・・違いました。
人から聞くのと、自分の目で見るのと、10倍も100倍も違うと私は思いました。百聞一見にしかず、みたいな。
結局、どれだけ聞いて写真見たって、リアルに目で見て手で触れて、ってするのには到底及ばないと思ったんです。しかも、自分の目で見ながら利用者さんの悩みを聞けば、その悩みをもっと理解できるとも思った。
この経験が1番影響のあった経験、キッカケだったかもしれません。
訪問したお宅の浴室は
・浴槽がない
・シャワーはただの青いホースが蛇口に繋がれている
・電気がないお宅で、「自分の目で環境を見ながら、利用者さんの悩みに合わせて看護を考えたい」と思ったことがキッカケ
やりたければキッカケはなくてもいい
「新卒で訪問看護師」ってまだまだ割と珍しくて、私の同級生130人中、2人しか訪問看護師にならなかったんです。
でもこれからは在宅看護・訪問看護の需要が高まるとされています。
新卒で訪問看護師なんて・・・興味はあるけどイマイチ踏み切れない・・・と悩んでいる方もいるかもしれません。
やりたいならやっちゃうべき!!
正直、就職するステーション選びはとても重要になってきますが、新卒で訪問看護師は全然無理な話じゃないです。先陣切ってやってる人がいないから、まだまだ普通とは言い切れないから、飛び込みにくいだけ。
病院就職の人と実力に差がつくかも・・・なんて悩むかもしれないけど、そんなの自分の努力次第でどうとでもなる!
私は新卒で訪問看護師を選んでひとつも後悔してないです。
これからの伸びしろが楽しみだし、何より利用者さんが笑顔で在宅で好きなように自由に生活できているのを見れるのがうれしい。
もし「新卒で訪問看護師やってみたいけど・・・」と悩んでいる方がいるなら、インスタのDMで気になること聞いてください。少しは力になれると思います。
看護師はどこでもいつでも働けます。もし訪問看護師が向いてない・・・と思っても病院での再就職もできる。
なら、やってみたいことを先にやってしまっていいんじゃないでしょうか。あくまで私の考えですが・・・
長くなりましたが、今回は
新卒で訪問看護師を志した理由
というテーマでお話しました。
自由に働こうよ~^^♡
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。