看護について

アセスメントとは何なのか【看護学生向け】

 

こんにちは!シュリです。

 

シュリ
シュリ
看護学生になったら、聞き飽きてしまうくらい耳にする”アセスメント”って、一体何なんでしょう?

 

授業の一環でやらないといけない「アセスメント」に関して、

アセスメントってこんなもので、こうやって考えていくんだよ、と

いちいち説明してくれる学校って少ないのではないでしょうか?

 

シュリ
シュリ
実際、私は授業初日にプリントが配られて「次回までにアセスメントしてきてね~」と言われ、インターネットで「アセスメント やり方」と検索しまくりました。

 

そこで今回は、私と同じようにアセスメントの方法に悩んでいる方のために

アセスメントとは何か?といったことからアセスメントの方法までを

順番に説明していけたらと思います。

 

アセスメントとは

アセスメントって、医療業界以外でも使用する言葉だった、ってご存知でしたか?

(私はこの記事のために情報を収集するまで知りませんでした)

 

アセスメント(あせすめんと)とは、看護過程(情報収集、アセスメント、問題点の抽出、看護計画の立案・実施・評価)におけるプロセスのひとつである。対象者から得た「主観的情報」と医療者の観察から得た「客観的情報」を解釈、統合しながら、対象者を取り巻く看護上の問題点を理論的に分析すること。

-看護roo!-

 

医療業界でいうアセスメントとは、

主観的情報と客観的情報を解釈・統合しながら看護上の問題点を明らかにすること

と理解できますね。

 

シュリ
シュリ
「アセスメント」と初めて聞いた時には、難しい言葉のように感じるけれど、

そのアセスメントを構成するのは「主観的情報」と「客観的情報」なんだと思うと

少し簡単に思えてきますね。

 

ではアセスメントの大枠がわかったところで、

一体どうやってアセスメントを進めていくのかを説明します。

 

アセスメントの進め方

 

 

「アセスメントをする」とは言っても、

自分だけの力でアセスメントを進めるのは厳しい部分があります。

 

確かに、主観的情報と客観的情報が手に入れば

それを分析していくことで看護上の問題点が明らかにはなります。

 

ですが、それだけでは見落としてしまう問題もあるかもしれません。

つまり、情報が手元にないことに気づかない・情報がないから情報の分析もできない、みたいな状況になってしまう、ということです。

 

シュリ
シュリ
ここで登場するのが、看護理論家たちの思想です。

 

1年生のとき、「看護理論家って何なんだ・・・」「いつ使うんだ・・・」と思っていた方も多いことでしょう。

今です。それ、まさに今です。

 

代表的な看護理論家と看護理論を下に挙げてみます。

 

ヘンダーソン:14の基本的ニード

ゴードン:11の機能的健康パターン

NANDA-I:13領域による分類

マズロー:欲求5段階説

 

ざっとこのような看護理論があります。

上記の理論は看護的な視点をもって、アセスメントを行う際に

道しるべとなってくれるようなものです。

 

シュリ
シュリ
1人でするには難しいと思っていたアセスメントも、看護理論に基づいて考えたら、案外やりやすくなりますよ!

 

それぞれの看護理論を用いたアセスメントの方法は

また後日、順に記事にして更新していくのでしばらくお待ちください。

 

アセスメントについてオススメの参考書

 

上記では、アセスメントってこういうもので、

それは看護理論に基づいて考えるととても考えやすいよ、ということをお伝えしてきました。

 

これから私もアセスメントのやり方を色々と解説していきたいですが、

それでも何か1冊は手元に参考書が欲しい方もいらっしゃると思います。

(過去の私がそうでした。)

 

そこで、簡単にはなってしまいますが持っておくと

アセスメントをするのがはるかに楽になるであろう参考書をいくつか紹介しておきます。

 

実習記録の書き方がわかる 看護過程展開ガイド

 


 

こちらは、かの有名なプチナースから出版されている看護過程に特化した参考書です。

 

「アセスメントの参考書を持っておきたいけれど、どの参考書が良いのかわからない!」

といったお悩みをお持ちの方は、迷わずこの本を購入すれば良いです。

 

プチナースから出版されているということもあって、

・見やすい

・確実性がある

・アセスメントになれていなくても理解しやすい書き方

といったメリットばかりがあります。

 

実習はまだ先だけど、授業でアセスメントをしないといけない、

4月から実習が始まるからアセスメントについて理解を深めておきたい、

そんな方はぜひ1冊、手にしてみてください。

 

アセスメント・看護過程がわかる!症状別看護過程

 


 

こちらもプチナースから出版されている看護過程の本です。

 

アセスメントは看護過程を進める中でのひとつの重要な過程です。

この本は症状別で発売されていますが、それでもアセスメントをどうやってすれば良いのかを知るには十分な解説が載っています。

まずはアセスメントのやり方・方法を知ることが大切ですので、リハビリをする気持ちで1冊手に取ってみても良い本だと思います。

 

また、1つ目に紹介した参考書と異なるのは

実習で実際に活用することができる

というところです。

 

症状別に看護過程を紹介してくれているので、

実習で受け持ちの患者さんの症状を看護展開するときに最大限に活用できる参考書です。

 

アセスメントの概要を簡単に説明しました

 

今回はアセスメントについてとても大まかに概要を説明しました。

 

今日の振り返り

アセスメントとは何なのか?

主観的情報と客観的情報を分析・統合すること

 

アセスメントの方法は?

→一口に説明はできないが、

1人でやるよりも看護理論を用いてアセスメントした方が

 心なしか簡単にできるようになる。

 

このブログでもアセスメントについて記事を書いていくが

やはり参考書には勝てっこないのでおすすめの参考書も紹介した

 

アセスメントは看護学生になった以上、

授業を受けるにも、実習へ行くにも、

看護師になってからも必ず必要なことなので、

苦手意識が芽生えた今から少しずつ対策をしていきましょう!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。