看護について

看護学生を辞めたいときに考えること【1年生はギャップで辞めたくなる】




あなたは看護学生1年目の時に

あ~思ってた学生生活と違うな。
辞めたいな…



と、学校を辞めたい、と考えたことはありますか?

特に1年生は多いんじゃないかな、と思います。





ランドセルだったのがリュックサックに変わって
少し自由になる中学生。

毎日財布とスマホを持ち歩くのが習慣になり
自由度が増す高校生。

学校の授業までも自分で選ぶことのできる
かなり自由度の高い大学生。





そう、高校を卒業して大学・専門学校に入学すれば
ほぼ自由な状況で学校に通えると誰もが思うはずです。




ですが、看護学生は違います…

誰しも一度は「辞めてやる!」となったことがあるはずです。




辞めたいと思った時
でもせっかく入学したんだし…
という考えもあると思いますし
本当に辞めて良いものか、リアルに考えることもあるはずです。



そういったときにどうすべきかを
今回は解説していきましょう。





学校は辞めないべき




答えとしては

学校は辞めないべき


ということです。



人間は慣れる生き物です。





最初はしんどいと思っていても
体が慣れればしんどいことも
そのしんどさの程度が軽くなっていきます。

しんどいと感じるかもしれませんし
辞めたいと考えるかもしれません。

しかしそこで耐える、ではないですが
現状を受け入れる気持ちを持つことで
確実に未来は変わります。




なぜ辞めたいと思っても辞めない方が良いのでしょうか。




看護学生を辞めない方が良い理由




看護学生を辞めない方が良い理由としては

看護師になればこれから何があっても
ひとりで生きていくことができる力を
身につけられるから


です。




特に2025年問題なんかは有名ですよね。
(第二次ベビーブームの影響で高齢者が急増する)

もうそうなったら看護師の出番ばかりですよ。

入院してくる高齢者は増えるだろうし
病院自体も大きさは関係なく増えると思います。




また資格があれば
一度辞めてしまっても復職しやすいです。

結婚して辞めてしまったけど
また働きたい…
海外に行くからと辞めてしまったけど
戻ってきたのでまた仕事をしたい…

なんてときにも割とすぐに職場は見つかります。




でも「1年生がしんどいから辞めたい」
「辞めたいから辞める」では
看護師の資格を取れませんし、
ただ入学金を払っただけになります。



ただ”辛くなくなる魔法”も存在しないので
今回は「なぜ楽しいはずの1年生がしんどいのか」を
明らかにすることによって
「辞めたい」気持ちを消し去れるようにしていきましょう。





なぜ辞めたくなるのか、意識を変える




楽しいはずの学校生活…

なぜ辞めたくなるのでしょうか?




あなたは一体どのような学生生活を思い描いていましたか?




自由な時間割?
バイトと遊び三昧の毎日?
コーヒーやジュースなんかを飲みながら授業を受けて?
毎日サークルの飲み会?



どんなものでも結構です。
あなたが辞めたい、と考えた理由として

「理想と現実のギャップがあったから」


ということがあるはずです。






でももう現実は現実。
その状況をあなた一人が変えるのは難しいです。
それこそ学校を辞めるしか方法はないかも。



ですがあなたの意識・考え方を変えることってできると思います。
学校を辞めなくても良いですし
なにかお金がかかるわけでもありません。

積極的な意識改革を行いましょう。

 

タイミングを見計らう




看護学生は他の学生に比べて
自由が少ないよな~と思います。


具体的には
時間割は決められている、
実習があるからピアスを開けたり髪を染めるのに
タイミングを考えて行動しないといけない、
などです。


普通、高校を卒業したら
好きな時にピアスを開けて
好きな時に髪を染めて
THE 大学生!ではないですが
そういうのを想像しますよね。


でもそれができない。




他の学校に通っている友達はしているのに?
ピアスを開けたり髪を染めたりしたら
先生に注意される?



それって結構、ショックが大きいと思います。

小学校→中学校→高校→大学

と自由度が高くなるはずの過程で

高校≠大学

こんな感じになっちゃうんですもんね。




ぶっちゃけ私はかなりショックを受けました。

「え?こんなはずじゃなかった」

と思って2、3ヶ月は引きずってましたね…






確かに看護学生は実習もある関係で
ピアスも髪も自由は制限されていると思います。

ですが

時期を考えれば、タイミングを合わせれば
ピアスも髪の毛の色も自由にできます







実際、私の話になりますが
ピアスも7個近く開けて
髪色も金、赤、ピンク、シルバーと染めてきました。

全てタイミングを考えたからできたことです。






実習があるといっても
領域別実習が始まるまでは
2週間とかの基礎実習しかないです。

つまりそれ以外はピアスも開けられるし
髪も染められますよね。



そのようなタイミングを見つけて
自分で自由な時間を作り出してしまうんです。

そうすることで
「確かに他よりは自由は少ないかもしれないけれど
 それなりにやりたいことはできている」

と自分を納得させることができます。

こんな感じで意識改革を行っていきます。




将来のことを考える




まだ1年生だと
数えきれないほどの試験を受けて
辛いらしい実習にも行って
果てしなくしんどそうな学生生活しか
待っていないような気がしますよね。




こうなったら残りの学生生活のことを
考えても仕方がないので

卒業して看護師になったときのことを考えましょう。





今はお金も時間もない看護学生ですが
無事に国家試験に合格して看護師になったらどうでしょうか。





・給料がもらえる
・髪も(派手じゃなければ)染められる
・休みの日にはしっかり休める
 (学生みたいに課題がない)






なかなか良いのではないでしょうか。

なんだか夢が持てませんか?
実際は就職する病院によって給料や休みは変わりますが
福利厚生が良い病院へ就職すれば
結構良いのではないかと思います。


髪も派手でなければ
茶髪とかに染められますし…

給料は入職後は他の一般企業と変わらないように
感じるかもしれませんが
夜勤に入るようになると夜勤手当が出るので
それなりにもらえます。

お金はあるので休みを上手に取ることができれば
旅行にもピョンッと行くことができます。




なんか結構、夢がありませんか?





こういうことを考えると

「今はしんどいけど、将来は困らないだろうから仕方ないか」

みたいに考えられませんか?



こんな感じで

「今はしんどいけれど、
 これを乗り越えるとどうなるか?」


ということを考えてみてください。


これを考えることで
「じゃあ仕方ないか」と考えられるように
なるかもしれません。





「しんどい」と言ってみる





なんか、マイナスな言葉を発するのってどうなの、
って意見も聞こえてきそうですが
しんどいときにはしんどいと言えばいいと思います。





というより、皆、「しんどいと言わない方が良い」
と思っているから余計にしんどいと言いにくい空気ができて
しんどい気持ちをため込んでしまうのではないかと思います。

ですのでしんどいときには「しんどいなあ」と言ってみましょう。




すると意外と
「わかる!」「私も!」
という賛同の声を聞くことができると思います。

他の人もしんどいんだ、ということがわかると
そこで意見交換をできますし寄り添い合うことができます。






情報共有ですね。
お互いの気持ちを共有する。
これが結構大切かな、と思います。

皆しんどいとわかれば
次からしんどいことがあっても相談できますし、
自分だけがしんどいんじゃないという安心感は
測り切れないものです。





意識を変える

①タイミングを見計らえば自由は作れる
②この制限の多い学生生活が終わればどうなるかを考える
③「しんどい」と口にしてみる。意外とみんなそう思っている

 

確かに看護学生は辛くて辞めたいもの




今回は上記のような説明をしてきましたが
確かに看護学生はキツイししんどい部類に入ります。




ただ「しんどい」「辛い」と看護学生を辞めてしまっては
お先真っ暗です。(大袈裟ですが大袈裟に言っておきます)




看護師になるまで、なってからもしばらくはしんどいですが
資格があるのはとても強みになります。

今はしんどいかもしれません。
でも今がんばっているあなたの未来は
必ず明るいです。




自分を信じて、同じ境遇にいる仲間と頑張りましょう!



ただ本当にしんどくて体調が悪いとかなら
頑張る前に一度受診しましょうね。






看護学生は辞めないべき




今回は看護学生を辞めたいときに考えること、というテーマで
進めてきました。


誰しも一度は「しんどいな~辞めたいな~」と
思ったことがあるのではないかと思います。





しんどいときにきっぱりやめてしまうのか、
辞めずにそのしんどさを乗り越えた後のことを考えるのか、
それは人それぞれ、しんどい種類によって異なりますが

看護学生のときのしんどさは
乗り越えると必ず良い未来が待っていますよ。
(合コンでも人気です、看護師)




どうしても自分だけでは解決できないときには
親御さんや先生に相談してくださいね。



ひとりで抱え込まないこと。




とても大切です。



それでは今日はこのあたりで終わりにします。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。