看護について

実習に行くのは誰でも辛い【看護学生向け】




こんにちは、シュリです!


「実習に行くのが辛いです」
「実習に行くのが不安です」




辛いですよね。不安ですよね。
私もあなたと同じように実習の辛さ・不安を乗り越えてきたので、
その気持ちは痛いほどわかります。


実習は辛いもの




「実習にいくのが辛い…」



学校の友達と話したりしませんか?
辛いよね、早く終わらないかな。



友達とその話ができるって、
友達もみんな実習を辛いと思っている証拠ですよね。


あなただけが辛いのではないんです。




なにも、あなたを追い詰める気はないですし、
あなたの気持ちがわかるからこそ、
なぜ実習は辛くて不安になるのかを
伝えていきたいと思います。



先がわからない辛さ・不安




「おばけ屋敷」って暗くて、
いつどこでオバケが出てくるか
全くわからないですよね。




めっちゃ簡単に具体例を挙げるとすると、
上のシュリが言ってるようなことです。



看護師をオバケに例えるのは不本意ですが、
わかりやすくすると、



「実習」というアトラクションで、
いつどこで「看護師」というオバケが出てくるかが

わからないから怖くて、不安なんです。



オバケが看護師でなくても、
先生かもしれない、
全く心を開いてくれない患者かもしれない。



オバケになり得るものは学生によって異なります。



でも、これでなぜ実習に行くのが辛くて不安なのか、
少しは明らかになりましたよね。

よく聞く、「看護師が怖い」という噂



これはどこの学校でもよく言われることかな、と思います。



「実習って看護師がめっちゃ怖いらしい」



私が学生のときにはよく耳にしていました。


めっちゃ怯えてましたしね、私。

実習に行ったら心身ともに
ボコボコにされると思ってました。



心身ともにって…
体傷つけられたらいろいろ問題じゃん…
とか思いつつも、
こんな私も怯えながら病院行ったわけですよ。



そしたら、あれ?
意外と怖くない…?


良かった~~~~~~!!!!!!!!!!
って初日の夜は叫んでましたもんね



みんな意外と怖くないんです。



なんだ噂はやっぱり噂か。



そう思っていました。



平和に実習を進めていよいよ最終日。
なんだ特に嫌な思いをすることもなく
無事に最終日じゃん。



そういう日に限って嫌なことは起こります。


めっちゃ理不尽な看護師が指導者になったりね。



最悪だけど、考えてみてください。



実習の全日が理不尽な看護師だったわけじゃないですよね?
最終日だけ。



たぶん、その最終日に理不尽な看護師にあたった人が
「看護師が怖い」っていうことによって、
「病院の看護師は怖い」に変換されて
広まっているのかな、と思います。
(経験上、理不尽な看護師は謎に怖いです)



あと、理不尽じゃなくても
言い方がキツくて怖いんだよ!ってときもあると思います。



でも考えてみてください。
人の命を預かって仕事をしているのに
何も知らないヒヨコちゃんたちが
意味の分からないアセスメントをして
意味の分からない看護計画を立案してきたら
「おいおい…」ってなりませんか?



生半可な気持ちで仕事をしていないからこそ、
理不尽ではない厳しさで
学生に接することはあります。



でも決して怒っているとかではなく、
(時々怒っているかもしれませんが)
命を預かっていることを学生に意識してほしくて
そういう態度になっちゃうのかなと思います。


CHECK!

先のことが、実習中のことがわからないから怖いだけ!

「看護師が怖い」ことには必ず理由がある!
①理不尽である
②命を預かって仕事をしているからこその厳しさ

 

どうやって乗り越えられるのか




厳しいことを言うようですが、
具体的な方法はありません。



ただ、対策はできるかな、と。



これはあくまで私がやっていた方法なので
万人に共通するとは言えませんが、
参考程度にやってみるのはアリだと思います。


①看護師は人間である



たまにこれを忘れている学生さんがいらっしゃいますが、
看護師もあなたと同じ学生です。



勤務時間が終われば家に帰って家事をします。
子どもがいる人はお迎えに行って一緒にお風呂にも入ります。
結婚している人は旦那さんと一緒にご飯を食べて映画を見るかもしれません。



ここまで聞いていると、
看護師っていたって普通の人間ですよね。



どれだけ愛想がなくて、
どれだけキツイ口調で注意してきても
その看護師たちも家に帰れば優しい表情で人間生活を営んでいます。


今はこんなだけど、
家に帰ったらどんな人なんだろうな~



実習中、怖い看護師に当たったら
一度考えてみてください。
ちょっと面白おかしく考えてみたら
少しは気楽になれるかもしれません。



(あ、私は学生さんに対してキツく当たる看護師は
どれだけベテランでも看護師ではないと思っていますので。)


②友達同士で鬼愚痴る




これは道徳的にどうなんだ、と
モノ申される方もいらっしゃるかもしれません。



ですが、こちとら記録に追われ
睡眠時間を削っていきたくもない実習に行っているのに、
実習先の看護師にイヤな部分があっても
決して愚痴ってはならない、
なんていうのは無理ですよね。



愚痴りたかったら愚痴ればいいです。
友達もきっとわかってくれます。




家に帰れば親もいますが、
親が看護師か、めっちゃ人の話を聞いて
理解しようとしてくれる親でない限り、
自分の求める返答は返ってきません。

私は控室で鬼のように
その日のイヤだったことを愚痴って、
その代わりにめっちゃ優しく教えてくれた
看護師さんたちを鬼のように褒めていました。




褒めていた、ってどういう身分で?ってなりますが、



「あんな看護師になりたい」



って思える人ってたまにいますよね?



そういう人がいたら、
実習グループの友達にまるで有名人の友達を紹介するかのように
尊敬の意味も込めて褒めたたえていました。



マイナスなことを言ってしまう分、
好きな人のことは認めて褒めて、
プラマイゼロにしようとしてました。

(結果、ゼロになったのかは不明ですが…)



とにもかくにも、
嫌なことは吐き出しちゃいましょう。
溜めてても良いことなんてひとつもありませんから。


③自分は学生だから、と開き直る




これは、「学生だから責任はない」っていうのとは違うくて、
「学生だからわからなくて当然。実習を通して学ぶんです。」
と思うことが大切だ、という意味です。




②の場合だと、
理不尽な看護師かそうでないか、が
愚痴るか褒めるかの境界でしたが、



この③は理不尽・理不尽でない関係なく
どの看護師と関わるときにも
「私は学生だから、あなたたちや患者さんとの関わりを通して成長するんです」
という姿勢をもっていると良いのではないかな
、と。



例えば、
「アセスメントは書いてきたけど、まだ学生だから慣れない点も多い。
看護師さんに訂正してもらって、より臨床の考え方を理解するんだ」
とか
「看護計画は立ててきたけど、イマイチ個別性がわからない。
看護師さんに見てもらって、実際、どんな感じで個別性を考えて取り入れているのか学ぶんだ」
みたいな感じですかね。


そこで、「全然できてない、何しに来たの?」とか言い始めたら、②に戻って控室で鬼愚痴りましょう。



ほとんどの看護師が、学生は学びに来ている、と理解していますが、
ときどき新人ナースと学生を間違えているのかな?と
思ってしまうくらい当たりの厳しい人もいますからね。



そういうときには
すぐに担当教員に相談しましょうね。


CHECK!

①看護師も私たちと同じ人間で、
仕事が終われば同じように生活している
②友達同士なら話も理解してもらいやすく、
その看護師をみんなでマークできる
③あなたは学生!実習で学ぶ立場!!

 

もちろん実習は辛くて怖くて不安なもの




上記のように辛さ・怖さ・不安を紛らわせるための方法は
いくつか紹介しましたが、
それでもやっぱり実習は辛いし怖いし不安ですよね。



当たり前です。



趣味を我慢して記録を書いて、訂正たくさんさせられて、
睡眠時間を削って書いた記録もダメ出しばかり。



辛くないわけがありません。
私も辛かったですし。



でもせっかく行くのに
「辛かった」「怖かった」「不安だった」
だけの思い出しかないのも
なんだか寂しくないですか?



恐らく、実習がしんどい一番の原因は看護師の存在ですが、
看護師のせいで患者と良い関わりができないのも勿体ないですよね。



どうやってこの辛さ・怖さ・不安を解消するのか?



自分なりの回答を考えてみても良いのではないかと思います。


行けば終わるのが「実習」




極論チックになってしまいますが、
記録もいやだいやだと言いながら
何かしら書いていって、



ケアも緊張する怖いと言いながら
なんとかかんとかやり切って、



それを繰り返していれば、
実習は終わりを迎えます。



大丈夫です。
始まれば終わりは必ずありますから。



悩み過ぎず、
どうしても自分で実習への辛さ・怖さ・不安を解消できない場合には
ブログ横、プロフィールの下にあるLINEのアイコンから、
またはブログの下にあるLINEのアイコンから
友達追加して思いのたけを叫んでみてください。



シュリはあなたのどんな思いでも受けとめます。



がんばれ、日本の看護学生!!





それでは今日はこのあたりで。